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2019年度 シラバス情報表示画面 (R76401)
■科目名
情報教育論:教育 (2単位)
情報教育論:児教 (2単位)
情報教育論:教育 (2単位) [EDUC254]
情報教育論:児教 (2単位) [PRED235]
■教員名
舟生 日出男 (フナオイ ヒデオ)
科目名の後ろに水色で表示しているものは科目ナンバリングです
■開講期 秋期
■テーマ
情報活用能力を育成するための資質を高める
■授業概要
 現代社会は、高度情報化社会から、知識基盤社会へと移行しつつある。小・中学校においては、ICT(Information and Communication Technology)の導入・活用が進んでおり、教育・学習の道具として、日常的に利用する機会が増えている。そのため、これからの小・中学校の教師には、知識基盤社会の一員としてより善くICTを活用できることや、そうした力を伸ばすための学習活動をデザインできることが、当然の資質として求められると言える。
 こうした背景を踏まえ、この科目では知識基盤社会に必要な「生きる力」としての情報活用能力について実践的に学びつつ、教育・学習の在り方について考え、小・中学校の教師としての資質を高めることを目指す。
■到達目標
・知識基盤社会で「生きる力」としての情報活用能力を理解する
・関係論的能力観に基づいた情報活用能力を身に付ける
・学校教育における実践的なICT活用を理解する
■共通科目または各学部ラーニング・アウトカムズとの関係
教育学または心理学に関する基本的な知識及び方法を修得する(知識・理解)
世界の事象を教育的な問題として捉えることができる(知識・理解)
世界の諸問題と自身との関係を考える(考える力)
教育学的・心理学的諸問題の解決方法を構想する(考える力)
教育学的・心理学的諸問題の解決へ向けて取り組む(行為する力)
教育学的・心理学的諸問題の解決へ向け、他者と協働しながら取り組む(行為する力)
絶えず自己の成長を追求する態度を持つ(態度)
他者の成長に対する責任感と倫理性を持つ(態度)
■授業計画・内容
回数 内容
1回目 講義内容
オリエンテーション
・授業の方針・計画についての説明
・情報教育と情報活用能力
・思考・表現の道具としてのコンセプトマップの紹介・演習
事前事後
学習の内容など
2回目 講義内容
SNSとライフスタイル
・事例をもとに議論し、現在の状況を踏まえつつ、日常生活でのSNSのより良い活用方法を考える
事前事後
学習の内容など
資料の事前学習
3回目 講義内容
SNSと教育
・事例をもとに議論し、現在の状況を踏まえつつ、SNSについてのより善い指導方法を考える
事前事後
学習の内容など
資料の事前学習
4回目 講義内容
情報活用の実践力としての多声的他者分析・アピール(1)
・アピール対象(業界など)の分析
・アピールする他者の分析、取材、写真撮影
・アピール用チラシの案の作成
事前事後
学習の内容など
必要な資料の収集、案の事前検討
5回目 講義内容
情報活用の実践力としての多声的他者分析・アピール(2)
・アピール用チラシの発表と相互評価
事前事後
学習の内容など
アピール用チラシの完成と発表準備
6回目 講義内容
情報活用の実践力としての多声的他者分析・アピール(3)
・フィードバックに基づく改善
事前事後
学習の内容など
改善案の検討
7回目 講義内容
プログラミング体験(1)
・Hour of Codeを用いて、ビジュアル型のLOGOプログラミングを体験する
事前事後
学習の内容など
資料の事前学習、プログラミング環境の用意
8回目 講義内容
プログラミング体験(2)
・Scratchを用いて、変数、制御、並列処理など、プログラミングの基本的な要素を学ぶ
事前事後
学習の内容など
資料の事前学習
9回目 講義内容
プログラミング的思考力と21世紀型能力
・21世紀型能力の概要
・プログラミング的思考力の本質
事前事後
学習の内容など
資料の事前学習
10回目 講義内容
タブレット端末を活用した協働学習の体験
・集散型学習活動をとおして、メディアリテラシーについて考える
事前事後
学習の内容など
アプリについての事前学習
11回目 講義内容
タブレット端末を活用した協働学習の体験
・集散型学習活動をとおして、問題解決に向けて議論する
事前事後
学習の内容など
問題解決のための資料収集
12回目 講義内容
関係論的能力観と知識基盤社会
・個人的能力観と関係論的能力観の違いを知る
・知識基盤社会を支える多様な関係性を知る
事前事後
学習の内容など
資料の事前学習
13回目 講義内容
21世紀型能力としての情報活用能力
・汎用的スキルとして情報活用能力を捉え直す
事前事後
学習の内容など
資料の事前学習
14回目 講義内容
多声的自己アピールと情報活用(1)
・アピール対象(業界など)の分析
・アピールする自己の分析
・アピール用チラシの案の作成
事前事後
学習の内容など
必要な資料の収集、案の事前検討
15回目 講義内容
多声的自己アピールと情報活用(2)
・相互評価
全体の総括
自己評価/相互評価
事前事後
学習の内容など
アピール用チラシの完成と発表準備、全体の振り返り
■評価・試験方法
種別 割合 評価基準
定期試験
 
 
中間試験
 
 
レポート
 
 
実技・作品等
40%
多声的他者アピール(15%)
多声的自己アピール(25%)
日常点(小テスト・課題等)
60%
学習成果物(ワークシートなど)
その他
 
 
備  考
課題を期限までに提出できなかった場合、その時点で
 N評価とします。
 - 特段の理由があった場合には、必ず申し出て下さい。
  状況によって、提出の遅延を認めます。
 - 期限を守らないことによって、学習共同体にどのよう
  な悪影響を及ぼすか、考えて下さい。

安易に遅刻しないよう、緊張感を持って臨んで下さい。
 - 授業開始後5分を過ぎてからは、入室を認めません
   *交通機関の遅延、通学途中での体調不良などの
    場合は認めますので、入室時に申し出て下さい。
 - 教職を目指す学生は、開始時刻には授業に参加する
  準備ができていることの意味を再確認して下さい。

無断欠席・遅刻は認めません
 特段の理由があり欠席・遅刻する場合は、原則として、
 事前にメール(funaoi@soka.ac.jp)にて連絡すること。
 - 件名は「授業科目名 - グループ番号 - 氏名」とする
    (グループ構成前は「授業科目名 - 氏名」)
   *要件を満たしていないメールは受け付けません。
 - 急病など、やむを得ない場合、事後連絡でも可

・学生証を忘れた場合、出席をカウントしません
   *再発行中などの場合はその限りではありません。
    授業開始前に申し出て下さい。
   *これは安易に忘れることを防ぐための措置です。
■評価方法: ABC評価
■教科書
 1.舟生日出男(編著)『教師のための情報リテラシー』 ナカニシヤ出版, 2012, 1,800円+税
■参考書
■履修上のアドバイス
・皆さんの主体的・自主的・自律的な活動を前提としています。
 学習コミュニティの一員としての自覚を持って、参加して下さい。

 - ただそこにいるだけの参加や、グループのメンバーにただ乗りする行為は認めません。
   *学習コミュニティにおいて、学習とは単なる暗記ではなく、皆で作り上げるものです。
    注意しても改善されない場合、N評価とします。

 - 授業運営に対する要望があれば、積極的に発言して下さい。
   *そうした発言があれば、その都度、授業を改善することができます。

 - 携帯電話やスマートフォンなどで、授業とは関係ない行動を取ったり、
  学習活動をせずに私語をしている場面を発見した場合、その時点でN評価とします。
   *それらの行為が周囲にどれだけ悪影響を及ぼすか、考えて下さい。
   *自分達の活動が終わっていても、教室内にいる限りは上記を厳守して下さい。

・予習・復習の道具として、コンピュータやインターネットを積極的に活用します。
※毎週の授業に必要な学習時間(小テスト、レポート、課題など): 2時間
■アクティブラーニング実施の有無
あり
- ディスカッション、ディベート
- グループワーク
- プレゼンテーション
■授業や自主学習支援にICTを活用するかどうかの有無
あり
- 授業の中でノートPC、タブレットなどのデバイスの利用(必携)
■課題(中間試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける。
授業時間に限らず、ポータルシステムの機能や電子メールを利用してフィードバックをおこなう。
■授業で使用する言語
日本語
■担当者のプロフィール
舟生日出男 1971年、北海道札幌市生まれ
創価大学教育学部卒業
東京工業大学大学院修士課程修了
東京理科大学基礎工学研究科博士後期課程単位取得退学
博士(工学)
茨城大学人文学部、広島大学大学院工学研究科を経て、2012年より創価大学教員
■定員ならびに履修者選抜方法
40名を超える場合、人数調整を行います。

 


     直リンクURL:  https://plas.soka.ac.jp/csp/plas/slb.csp?nd=2019&sm=2&mk=11&lc=93452