Language:
2019年度 シラバス情報表示画面 (TF4301)
■科目名
社会で通用する日本語 (2単位) [HUML111]
■教員名
守屋 三千代 (モリヤ ミチヨ)
科目名の後ろに水色で表示しているものは科目ナンバリングです
■開講期 秋期
■テーマ
日本社会で通用する日本語を身につける
■授業概要
毎回、日本語検定2級やビジネス日本語などで出題されている問題を解きながら、大学生が社会に出たら必要となる日本語の知識・技能を身につける。日本語検定2級以上の力をつけることを目標とする。特に敬語や社会人同士の親しさの表現は、大学生にはなかなか使う経験がないため、知識を深めることも行う。
グローバル時代における異文化の人々との日本語によるコミュニケーションのあり方も考えていく。
今学期は授業収録の予定。
■到達目標
学期末試験をガイドラインとし、日本語検定2級受験に必要な基礎力を得ていると十分に判定される場合、成績評価をBとする。
■共通科目または各学部ラーニング・アウトカムズとの関係
人間と社会と文化に関する基礎的教養と専門的学術を修得し、諸事象を精確に理解し、鑑賞し、評価することができる
母語および外国語を用いて、的確で豊かな自己表現とコミュニケーションを行うことができる
基礎的・専門的学知に基づいて、新しい知識と表現を創造することができる
論理的に思考し、適切な方法で情報の取得と処理を行い、物事の的確な判断ができる
文化の多様性を尊重しつつ、世界市民として、生命の尊厳と平和を志向する
学ぶことの意味を理解し、自律的学修者として、目標をもって自己の成長を図る
人間主義の社会に向かって、他者と協力する姿勢やリーダーシップを発揮する
■授業計画・内容
回数 内容
1回目 講義内容
イントロダクション:
現段階の知識・技能を問うクイズを行う。
敬語に関する問題1 様々な場面で見られる日本語の敬語の誤用を紹介する。
事前事後
学習の内容など
教科書を用意すること。これから何を学び、どんな技能を伸ばすのか、考えておく。
指摘された問題で間違えた箇所を訂正し、理解する。
2回目 講義内容
日本語検定より:敬語に関する問題2
尊敬語と謙譲語の混乱。
事前事後
学習の内容など
身近にこのような問題がないか考えてみる。
間違いがわかったら、今後誤用を犯さないよう、留意する。
3回目 講義内容
日本語検定より:敬語に関する問題3 
丁寧さに関する誤用。
事前事後
学習の内容など
身近にこのような問題がないか考えてみる。
間違いがわかったら、今後誤用を犯さないよう、留意する。
4回目 講義内容
日本語検定より:文法に関する問題1
文法的な誤用とは何か、教科書を参考にして考えてくる。
事前事後
学習の内容など
さ入れ言葉、ら抜き言葉、れ足す言葉の意味を理解し、自分が同じ誤用を犯していないか検討する。
5回目 講義内容
日本語検定より:文法に関する問題2 文構造に関する誤用を取り上げる。
事前事後
学習の内容など
こうした誤用とその原因を理解し、自分が同じ誤用を犯していないか検討する。
6回目 講義内容
日本語検定より:語彙に関する問題1
場面にふさわしい語彙が選べるよう、理解する。
事前事後
学習の内容など
同義語に見えて、使い分けがある語が多い。それらの確認をしておく。
7回目 講義内容
日本語検定より:語彙に関する問題2
場面にふさわしい語彙が選べるよう、理解する。
事前事後
学習の内容など
漢語をめぐる問題を身近な観点から考えておく。
8回目 講義内容
日本語検定より:語彙に関する問題3
場面にふさわしい語彙が選べるよう、理解する。
事前事後
学習の内容など
正しく表記できたか、検討し、必要に応じて修正する。
9回目 講義内容
日本語検定より:言葉の意味に関する問題1
事前事後
学習の内容など
場面に応じた決まり文句などの意味を知っているか、使えるか、検討する。知らない言葉があったら、覚えるようにする。
10回目 講義内容
日本語検定より:言葉の意味に関する問題2
事前事後
学習の内容など
場面に応じた決まり文句などの意味を知っているか、使えるか、検討する。知らない言葉があったら、覚えるようにする。
11回目 講義内容
日本語検定より:表記に関する問題1
事前事後
学習の内容など
場面に応じた決まり文句などの意味を知っているか、使えるか、検討する。知らない言葉があったら、覚えるようにする。
12回目 講義内容
日本語検定より:表記に関する問題2
事前事後
学習の内容など
送り仮名や読み仮名など、間違い易い例を考えておく。誤用があれば、今後のために修正する。
13回目 講義内容
日本語検定より:漢字に関する問題1
事前事後
学習の内容など
読み難い漢字や使い分けを確認しておく。
誤用があれば、今後のために修正し、覚える。
14回目 講義内容
日本語検定より:漢字に関する問題2
事前事後
学習の内容など
読み難い漢字や使い分けを確認する。
誤用があれば、今後のために修正し、覚える。
15回目 講義内容
日本語検定より:漢字に関する問題3
まとめ:さらなる勉強へ
事前事後
学習の内容など
学んだことをもう一度見直し、的確に理解できるよう、復習する。
■評価・試験方法
種別 割合 評価基準
定期試験
100%
 
中間試験
 
 
レポート
 
 
実技・作品等
 
 
日常点(小テスト・課題等)
 
 
その他
 
 
■評価方法: ABC評価
■教科書
 1.日本語検定2級公式標準問題集 東京書籍
■参考書

  日本語検定上級や日本語検定2級など。必要に応じて指示する。  
■履修上のアドバイス
自分の日本語をしっかり見直したい学生の受講を期待する。
※毎週の授業に必要な学習時間(小テスト、レポート、課題など): 2時間
■アクティブラーニング実施の有無
あり
- グループワーク
■授業や自主学習支援にICTを活用するかどうかの有無
あり
- ポータルサイト(フォーラム、アンケート)を利用
■授業で使用する言語
日本語
■担当者のプロフィール
認知言語学の観点から日本語と日本文化を研究しています。

 


     直リンクURL:  https://plas.soka.ac.jp/csp/plas/slb.csp?nd=2019&sm=2&mk=11&lc=94222