Language:
2019年度 シラバス情報表示画面 (TJ3401)
■科目名
人文学外書講読BⅡ (2単位)
哲学講読(英語)B (2単位) [HUMC312]
人間学外書講読Ⅱ(英語) (2単位) [HUMC323]
■教員名
森下 達 (モリシタ ヒロシ)
科目名の後ろに水色で表示しているものは科目ナンバリングです
■開講期 秋期
■テーマ
戦後日本のマンガに関する英語文献を読む
■授業概要
絵と文字の双方でもって物語を語るヴィジュアル文化は世界中に存在するが、その中でも、日本のマンガが質量ともにきわめて大きなものであることは疑いない。取り上げるテーマの幅広さや表現の多様さ、さらに、公共の場で大人もマンガを読むという受容規模の大きさは、諸外国の関心をも集めている。本授業では、Japanese Visual Culture所収の文献を読むことで、海外の目を通じ、戦後日本のマンガの歴史を振りかえることを試みる。
なお、授業を進めるにあたっては、各回の報告者を定め、報告および配布レジュメをもとに読解と討議を行っていく予定である。また、本シラバスには授業計画を記してあるが、内容はあくまで目安である。受講生の反応や問題関心に応じ、進行の度合いはもちろん、扱う文献についても変更する可能性があることには注意されたい。
■到達目標
文化事象を客観的に論じた英語文献を、正確に読みこなす力を身につけたと見なされればB評価となる。最低限の英語力はもちろん、文化そのものに関心を抱き、論じる力も獲得する姿勢が求められる。
■共通科目または各学部ラーニング・アウトカムズとの関係
人間と社会と文化に関する基礎的教養と専門的学術を修得し、諸事象を精確に理解し、鑑賞し、評価することができる
母語および外国語を用いて、的確で豊かな自己表現とコミュニケーションを行うことができる
基礎的・専門的学知に基づいて、新しい知識と表現を創造することができる
論理的に思考し、適切な方法で情報の取得と処理を行い、物事の的確な判断ができる
文化の多様性を尊重しつつ、世界市民として、生命の尊厳と平和を志向する
学ぶことの意味を理解し、自律的学修者として、目標をもって自己の成長を図る
人間主義の社会に向かって、他者と協力する姿勢やリーダーシップを発揮する
■授業計画・内容
回数 内容
1回目 講義内容
ガイダンス:戦後日本のマンガをめぐって
事前事後
学習の内容など
(予習)自身とマンガとの関わりを振り返っておくこと。作品名だけでなく、何を通じてそれに触れたのかというメディア的な側面にも注意を向けてほしい。
(復習)授業を踏まえて、日本のマンガの特徴についてあらためて考察する。
2回目 講義内容
Characters, Themes, and Narrative Patterns in the Manga of Osamu Tezukaを読む(1)/手塚治虫作品の概要
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。言及されているマンガ作品については自発的に調べておくこと。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、手塚治虫に関する理解を深める。
3回目 講義内容
Characters, Themes, and Narrative Patterns in the Manga of Osamu Tezukaを読む(2)/手塚治虫作品におけるキャラクター
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。言及されているマンガ作品については自発的に調べておくこと。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、手塚治虫に関する理解を深める。
4回目 講義内容
Characters, Themes, and Narrative Patterns in the Manga of Osamu Tezukaを読む(3)/手塚治虫作品における主題
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。言及されているマンガ作品については自発的に調べておくこと。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、手塚治虫に関する理解を深める。
5回目 講義内容
Characters, Themes, and Narrative Patterns in the Manga of Osamu Tezukaを読む(4)/手塚治虫作品における物語パターン
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。言及されているマンガ作品については自発的に調べておくこと。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、手塚治虫に関する理解を深める。
6回目 講義内容
Characters, Themes, and Narrative Patterns in the Manga of Osamu Tezukaを読む(5)/筆者の議論を問い直す
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。また、筆者の議論に対する意見を考えてくること。筆者の立論を生かしつつ、自分なりに別のマンガを論じるのも可。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、手塚治虫に関する理解を深める。また、授業中に提出された意見をふりかえり、自分の見解をブラッシュ・アップする。
7回目 講義内容
From Metropolis to Metoroporisu: The Changing Role of the Robot I Japanese and Western Cinemaを読む(1)/『メトロポリス』概要
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。言及されているマンガ作品については自発的に調べておくこと。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、手塚治虫の初期作品に関する理解を深める。
8回目 講義内容
From Metropolis to Metoroporisu: The Changing Role of the Robot I Japanese and Western Cinemaを読む(2)/ロボット表象をめぐって
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。言及されているマンガ作品については自発的に調べておくこと。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、手塚治虫の初期作品に関する理解を深める。
9回目 講義内容
From Metropolis to Metoroporisu: The Changing Role of the Robot I Japanese and Western Cinemaを読む(3)/映画版との比較
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。言及されているマンガ作品については自発的に調べておくこと。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、手塚治虫の初期作品に関する理解を深める。
10回目 講義内容
From Metropolis to Metoroporisu: The Changing Role of the Robot I Japanese and Western Cinemaを読む(4)/筆者の議論を問い直す
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。また、筆者の議論に対する意見を考えてくること。筆者の立論を生かしつつ、自分なりに別のマンガを論じるのも可。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、手塚治虫の初期作品に関する理解を深める。また、授業中に提出された意見をふりかえり、自分の見解をブラッシュ・アップする。
11回目 講義内容
Situating the Shojo in Shojo Manga: Teenage Girls, Romance Comics, and Contemporary Japanese Cultureを読む(1)/「少女マンガ」という領域
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。言及されているマンガ作品については自発的に調べておくこと。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、「少女マンガ」という領域に関する理解を深める。
12回目 講義内容
Situating the Shojo in Shojo Manga: Teenage Girls, Romance Comics, and Contemporary Japanese Cultureを読む(2)/物語と主題
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。言及されているマンガ作品については自発的に調べておくこと。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、「少女マンガ」という領域に関する理解を深める。
13回目 講義内容
Situating the Shojo in Shojo Manga: Teenage Girls, Romance Comics, and Contemporary Japanese Cultureを読む(3)/ジェンダー表象をめぐって
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。言及されているマンガ作品については自発的に調べておくこと。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、「少女マンガ」という領域に関する理解を深める。
14回目 講義内容
Situating the Shojo in Shojo Manga: Teenage Girls, Romance Comics, and Contemporary Japanese Cultureを読む(4)/筆者の議論を問い直す
事前事後
学習の内容など
(予習)該当箇所の読解。また、筆者の議論に対する意見を考えてくること。筆者の立論を生かしつつ、自分なりに別のマンガを論じるのも可。
(復習)授業で扱った部分を読み直し、内容を正確に掴むとともに、「少女マンガ」という領域に関する理解を深める。また、授業中に提出された意見をふりかえり、自分の見解をブラッシュ・アップする。
15回目 講義内容
おわりに
事前事後
学習の内容など
(予習)これまでの授業を踏まえ、戦後日本マンガの特質や、それが抱える問題などを考えてくる。
(復習)授業中に提出された意見をふりかえり、自分の見解をブラッシュ・アップする。
■評価・試験方法
種別 割合 評価基準
定期試験
 
 
中間試験
 
 
レポート
50%
担当部分の翻訳、および担当論文についての考察を提出する。翻訳の正確さと内容理解の深さをもとに判断する。
実技・作品等
 
 
日常点(小テスト・課題等)
50%
担当回における発表およびレジュメの精度や、授業内での取り組みをもとに判断する。
その他
 
 
■評価方法: ABC評価
■教科書

 読解する文献については、教員の方で用意する。
■参考書

  特になし。希望があれば紹介する。  
■履修上のアドバイス
議論の対象となっている物事について自ら調べるなど、積極的な参加を求めます。
※毎週の授業に必要な学習時間(小テスト、レポート、課題など): 4時間
■アクティブラーニング実施の有無
あり
- プレゼンテーション
■授業や自主学習支援にICTを活用するかどうかの有無
あり
- ポータルサイト(フォーラム、アンケート)を利用
■課題(中間試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける。
授業時間に限らず、ポータルシステムの機能や電子メールを利用してフィードバックをおこなう。
■授業で使用する言語
日本語
■履修するために必要な語学スコア基準
特になし。
■担当者のプロフィール
京都大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はポピュラー・カルチャー研究。
■定員ならびに履修者選抜方法
特になし。

 


     直リンクURL:  https://plas.soka.ac.jp/csp/plas/slb.csp?nd=2019&sm=2&mk=11&lc=94431