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2019年度 シラバス情報表示画面 (TN3302)
■科目名
保育方法論 (2単位)
保育方法論 (2単位) [PRED122]
保育方法論 (2単位) [PRED271]
■教員名
小山 容子 (コヤマ ヨウコ)
科目名の後ろに水色で表示しているものは科目ナンバリングです
■開講期 秋期
■授業概要
 保育方法論とは、幼児期の教育の在り方を学ぶ科目です。授業では、「環境による教育」「幼児の自発性や主体性を大切にする指導」「教師の役割」等について学び合うなかで、幼児教育の基本の本質を理解し、保育に体現できる実戦力を養うことを目指します。講義の進め方は、テキストを基本としますが、保育実践の資料も参考にし、映像や事例検討、模擬保育に取組みます。
■到達目標
・テキストや資料から、幼児教育の基本的理念を理解する。
・映像、事例検討等を通して保育の実際(幼児理解・環境構成・教師の援助)を理解し、具体的な保育方法を考えられるようになる。
■共通科目または各学部ラーニング・アウトカムズとの関係
教育学または心理学に関する基本的な知識及び方法を修得する(知識・理解)
世界の事象を教育的な問題として捉えることができる(知識・理解)
世界の諸問題と自身との関係を考える(考える力)
教育学的・心理学的諸問題の解決方法を構想する(考える力)
教育学的・心理学的諸問題の解決へ向けて取り組む(行為する力)
教育学的・心理学的諸問題の解決へ向け、他者と協働しながら取り組む(行為する力)
絶えず自己の成長を追求する態度を持つ(態度)
他者の成長に対する責任感と倫理性を持つ(態度)
■担当する授業科目に関連した実務経験を有しているか、もしくは実務経験者が指導に関わっているか
はい
■担当教員の実務経験の内容
公私立幼稚園において幼稚園教諭として勤務。学級経営、預かり保育、未就園児保育およびさまざまな園務分掌や実習生指導を担当した。研究面では、研究発表および公開保育等に取り組んだ。
■実務経験に関連する授業内容
理論面では、事例検討を通して環境を通した保育を正しく理解する。
また、第4回~6回は、映像を活用し、発達に応じた保育のあり方について考えあっていく。
■授業計画・内容
回数 内容
1回目 講義内容
○ガイダンス
・授業の目的、進め方、内容を理解する
○幼児教育に注目する理由
事前事後
学習の内容など
教科書全体把握
2回目 講義内容
○保育方法の目的と基本
・幼稚園教育の基本
・幼児期の特性と幼稚園教育の役割
事前事後
学習の内容など
・教科書該当箇所を読む
・内容について、それぞれ事例を用いて説明する
3回目 講義内容
○発達の時期に応じた指導1
・幼児の発達の過程
・目的をもって園生活を深めていく時期
 VTR視聴
 
事前事後
学習の内容など
・教科書の該当箇所を読む
・授業時に指示する
4回目 講義内容
○発達の時期に応じた指導2
・幼児の発達の過程
・幼稚園の生活に親しみ安定していく時期
事前事後
学習の内容など
教科書該当箇所の熟読
・授業時に指示する
5回目 講義内容
○発達の時期に応じた指導3
・保育の方法と形態
事前事後
学習の内容など
・教科書該当箇所の熟読
・授業時に指示する
6回目 講義内容
○保育方法の目的と基本
・子ども観・保育観と指導法
事前事後
学習の内容など
・教科書該当箇所の熟読
7回目 講義内容
○幼児期の特性にかなった指導(幼児理解)
・幼児の行動のとらえ方
・一人一人の発達の特性に応じた指導
事前事後
学習の内容など
・教科書該当箇所の熟読
8回目 講義内容
○幼児期の特性にかなった指導(遊び)
・遊びを通しての総合的な指導
事前事後
学習の内容など
・教科書該当箇所の熟読
9回目 講義内容
○保育観察の内容と方法
○観察記録
事前事後
学習の内容など
・教科書該当箇所の熟読
・授業時に指示する
10回目 講義内容
○教育課程と指導計画の編成

事前事後
学習の内容など
・教科書該当箇所の熟読
・発表に向けての準備
11回目 講義内容
○保育の計画と実践(準備)
事前事後
学習の内容など
・発表に向けての準備
12回目 講義内容
○保育の計画と実践①
・指導案に即して模擬保育を行う
・指導案と実践についての協議
事前事後
学習の内容など
発表準備
課題:指導案提出(グループ)
13回目 講義内容
保育の計画と実践②
・指導案に即して模擬保育を行う
・指導案と実践についての協議
事前事後
学習の内容など
発表準備
課題:指導案提出(グループ)
14回目 講義内容
保育の計画と実践③
・指導案に即して模擬保育を行う
・指導案と実践についての協議
事前事後
学習の内容など
発表準備
課題:指導案提出(グループ)
15回目 講義内容
・まとめ
事前事後
学習の内容など
まとめについて質問事項等を考える
■評価・試験方法
種別 割合 評価基準
定期試験
60%
60点を上限とする
中間試験
 
 
レポート
 
 
実技・作品等
 
 
日常点(小テスト・課題等)
40%
・提出課題・発表の取組み・授業参加状況
その他
 
 
■評価方法: ABC評価
■教科書
 1.保育方法論 角田冨美子 創価大学 平成22年 1000

 受講者は教科書を必ず購入すること。
■参考書
 1.指導計画の作成と保育の展開
 2.幼稚園教育要領解説(平成30年3月) 文部科学省   ㈱フレーベル館

  必要に応じて提示します。  
■履修上のアドバイス
幼児の指導を参観・演習する予定ですので、将来幼児の教育・保育にかかわることを希望していることが望ましいです。さらに『保育内容総論』の履修後、または併用しての履修をおすすめします。
※毎週の授業に必要な学習時間(小テスト、レポート、課題など): 1時間
■アクティブラーニング実施の有無
あり
- グループワーク
- その他
・グループで模擬保育を行います
・模擬保育後、全体で協議をします
■授業や自主学習支援にICTを活用するかどうかの有無
なし
■授業で使用する言語
日本語
■担当者のプロフィール
聖徳大学大学院教職研究科教職実践専攻専門職学位課程修了。
専門は幼児教育学。幼稚園教諭として公私立幼稚園にて現場実践を経験した後、幼稚園教諭・保育士養成校の講師を経て、現在は創価大学教育学部児童教育学科専任講師。
 
■定員ならびに履修者選抜方法
幼児教育の方法論・指導法であることを理解して履修してください。


 


     直リンクURL:  https://plas.soka.ac.jp/csp/plas/slb.csp?nd=2019&sm=2&mk=11&lc=94656