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2020年度 シラバス情報表示画面 (TA4801)
■科目名
環境経済論 (4単位)
環境経済論 (4単位) [ECON343]
環境経済学 (4単位) [SESI307]
■教員名
碓井 健寛 (ウスイ タケヒロ)
科目名の後ろに水色で表示しているものは科目ナンバリングです
■開講期 秋期
■テーマ
廃棄物と地球温暖化の問題についての環境経済学的なリテラシーを学ぶ
■授業概要
環境経済論は環境問題を経済的に解決することを目指す学問です。まず1)理論・歴史、2)実証・実践の流れで学んでいきます。1)で概論的に学びます。公害問題の内容、おきた背景、公害問題に取り組んできた人について学ぶことで、歴史的な経緯をつかむことができます。次に経済学的に環境・公害問題をどのようにとらえるのか、そして制御するのかについて学びます。特に経済的な手法によってコントロールする意義と成果について学びます。2)は各論になります。2)はローカルな公害・環境問題の代表例です。経済的手段をどのように使うのかに焦点をあてながらも、一方で、現場からの視線も大切にします。なぜなら環境問題は人の暮らしの問題でもあるからです。そこで問題の背景、制度、被害者の立場・人々の暮らしにも着目していきます。
■到達目標
B評価のレベル
「環境経済学の理論を用いて、環境問題を説明できる」
■共通科目または各学部ラーニング・アウトカムズとの関係
経済学を用いて、社会現象を複眼的視点から論理的に理解・分析することができる
数量的・統計的データを正確に理解することができる
日本・世界の経済・社会に関する知識を持ち、活用することができる
経済問題について、日本語や英語を用いて、他者の考えを正確に理解し、自らの考えを明確に伝えることができる
世界の多様性、および経済問題・社会問題の多面性を理解し、適切な議論を行うことができる
経済学の学修を通じて、自らの行動を律し、他者と協力しながら、目標を達成できる
社会の発展、人びとの幸福への方途を、経済学を用いて提案することができる
■授業計画・内容
回数 内容
1回目 講義内容
動画配信:イントロダクション/授業ローカルルールの説明
事前事後
学習の内容など
2回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
授業についての質疑応答・顔合わせ
事前事後
学習の内容など
3回目 講義内容
動画配信:学びはじめディスカッションの説明
事前事後
学習の内容など
4回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
グループディスカッション
「学びはじめ」の共有
事前事後
学習の内容など
5回目 講義内容
事前事後
学習の内容など
6回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
LTD形式のグループディスカッション
事前事後
学習の内容など
7回目 講義内容
動画配信:直接規制, 課税
事前事後
学習の内容など
8回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
LTD形式のグループディスカッション

事前事後
学習の内容など
9回目 講義内容
動画配信:コースの定理
事前事後
学習の内容など
10回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
LTD形式のグループディスカッション
事前事後
学習の内容など
11回目 講義内容
動画配信:ふりかえりの説明
事前事後
学習の内容など
12回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
中間ふりかえり その1
事前事後
学習の内容など
13回目 講義内容
動画配信: 費用便益分析
事前事後
学習の内容など
14回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
LTD形式のグループディスカッション
事前事後
学習の内容など
15回目 講義内容
動画配信: 費用便益分析
論文:「気仙沼市小泉地区における防潮堤建設計画に関する費用便益分析」
事前事後
学習の内容など
16回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
LTD形式のグループディスカッション
事前事後
学習の内容など
17回目 講義内容
動画配信: 水俣病の映像閲覧
事前事後
学習の内容など
18回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
LTD形式のグループディスカッション
事前事後
学習の内容など
19回目 講義内容
事前事後
学習の内容など
20回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
LTD形式のグループディスカッション(←11月6日に修正)
事前事後
学習の内容など
21回目 講義内容
動画配信: 原発の経済学
事前事後
学習の内容など
22回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
LTD形式のグループディスカッション
事前事後
学習の内容など
23回目 講義内容
事前事後
学習の内容など
24回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
LTD形式のグループディスカッション
事前事後
学習の内容など
25回目 講義内容
動画配信: ごみ有料化
事前事後
学習の内容など
26回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
LTD形式のグループディスカッション
事前事後
学習の内容など
27回目 講義内容
動画配信: 磐城高箸の映像
事前事後
学習の内容など
28回目 講義内容
Zoomオンライン授業:
LTD形式のグループディスカッション
事前事後
学習の内容など
29回目 講義内容
動画配信: ふりかえりの説明
事前事後
学習の内容など
30回目 講義内容
Zoomオンライン授業: 学期末ふりかえり
事前事後
学習の内容など
■評価・試験方法
種別 割合 評価基準
定期試験
0%
期末試験はありません。
中間試験
0%
中間試験はありません。
レポート
80%
毎週1回のレポートの提出。全15回。
実技・作品等
0%
 
日常点(小テスト・課題等)
20%
毎週1回の授業アンケートへの回答(全15回)。

書く内容は自由。200字以上で講義の感想、質問、提案など書いて下さい。字数が200字に満たないものはアンケートとして評価しません。授業への参加・貢献として評価します。授業への参加がなかった場合のアンケートの提出は認めません。
その他
0%
 
備  考
レポートあるいはアンケートの提出回数のうちのいずれかが3分の2を下回った場合は、N評価となります。
■評価方法: ABC評価
■教科書

 教科書は使用しません。かわりに教員が用意したレジュメ(PDF資料)やビデオ教材、論文等を使用します。
■参考書
 1.日引聡, 有村俊秀『入門環境経済論―環境問題解決へのアプローチ』,中公新書
 2.グレゴリー・マンキュー『マンキュー経済学I ミクロ編(第4版)』東洋経済新報社

  特にマンキューの「公共部門の経済学」の「外部性」「公共財と共有資源」の章を読んでおくと良いです。
 
■履修上のアドバイス
今年はオンライン授業の形式でおこないます。課題レポートの提出はほぼ毎週あります。そのため動画閲覧とレジュメ・論文の閲覧に週あたり60〜90分程度、LTDの予習ノートの作成のために120分程度の時間確保をしてください。

評価・試験方法に記載したとおりですが、中間・期末試験はありません。毎週の課題の取組に重きを置いているからです。その分、理解力や書く力、感じとる力、そして自分の言葉で説明する力が付いていくはずです。

他学部の受講者へのアドバイスです。マンキュー『マンキュー 経済学(1)ミクロ編』東洋経済新報社を事前予習しておくことを強く勧めます。授業の中でミクロ経済学の基礎的な理論が出てきます。ざっと目に通しておくことで、動画の説明、そして仲間とのディスカッションによって理解が深まっていくはずです。
※毎週の授業に必要な事前事後学習時間(小テスト、レポート、課題など): 4時間
■アクティブラーニング実施の有無
あり
- ディスカッション、ディベート
- グループワーク
■授業や自主学習支援にICTを活用するかどうかの有無
あり
- ポータルサイト(フォーラム、アンケート)を利用
- 授業の中でノートPC、タブレットなどのデバイスの利用(必携)
- その他
金曜日の3限目の授業にて、Zoomのブレイクアウトルームを使って、LTD(Learning Through Discussion)を実施します。LTDとはグループワークの手法の一つで、授業の理解を仲間とともに深めていけます。勝ち負けを競うディベートとは違います。対面授業とは異なる環境ですが、仲間とおしゃべりしながら多面的な理解や、自分自身の学んだこと・考えていること・望んでいることを整理整頓できます。
■課題(中間試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
授業時間に限らず、ポータルシステムの機能や電子メールを利用してフィードバックをおこなう。
■授業で使用する言語
日本語
■担当者のプロフィール
経済学博士(神戸大学経済学研究科)、北星学園大学経済学部を経て、2006年より創価大学経済学部に就く。

専門領域は環境経済学、計量経済学である。研究テーマは「経済的インセンティブを導入した家庭ごみの減量促進策に関する研究」である。これまでにペットボトルの店頭回収、小売店での2R促進策の提案・推進にも関わってきた。

現在、JICA×八王子市×創価大学による、ミクロネシア連邦チューク州におけるごみ減量対策支援のプロジェクトに参画している。2018年夏より、学生とともにチューク州での支援活動に携わる。

専門領域とは別に、地域のボランティア活動にも関わっている。学生と一緒に「はちおうじ子ども食堂」を立ち上げる。義務教育段階で十分に学ぶことのできなかった方々の学びのサポートをおこなう自主夜間中学「あつぎえんぴつの会」のスタッフでもある。

子ども・障害者・外国につながる子どもたちの居場所づくりを、学生とともに継続してきた実践について『ここ、あいてますよーディスポニーブルな場をつくる』として著した。他にも福島で学生と1年間フィールドワークを行った実践をまとめた『福島をあるく』がある。本年も3月下旬にAmazon Kindleより、学生と共著で出版予定である。

所属学会は環境経済・政策学会、日本島嶼学会、基礎教育保障学会など。

詳しい自己紹介は こちらをご覧ください。

教員のウェブサイトは こちらです。

 


     直リンクURL:  https://plas.soka.ac.jp/csp/plas/slb.csp?nd=2020&sm=2&mk=11&lc=100094