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2020年度 シラバス情報表示画面 (TK5601)
■科目名
経営戦略論 (4単位)
経営戦略論 (4単位) [BUSI311]
■教員名
吉元 浩二 (ヨシモト コウジ)
科目名の後ろに水色で表示しているものは科目ナンバリングです
■開講期 秋期
■テーマ
経営戦略論
■授業概要
世界経済はグローバル経済の危機から脱出するために努力しているが、最近の世界的な経営環境はより一層悪化してきています。世界の経済成長が鈍化する中、世界的な保護貿易の台頭する中で、企業間の競争はより激化する傾向にあります。
経営戦略とは「限られた経営資源を集中させ、企業に競争優位をもたらし、その競争優位を維持することを可能とする重要な意思決定」であると定義できます。本科目では、企業経営者のみならず、未来の経営者を夢見る学生たちにも有意義な戦略の策定や実行に必要な知識を体系的に学習することができます。
■到達目標
この授業を受講することにより、達成すべき目標は次の通りである。
・経営者として必要な経営環境の変化を適切に分析することが可能となる
・経営戦略の策定、特に企業戦略と競争戦略について深い考察力を養う
・戦略を効率的に実行するための組織、リーダーシップ等を構築する能力を養う
■共通科目または各学部ラーニング・アウトカムズとの関係
社会へ貢献する意志を有し、人間主義経営の理念と社会的責任を理解・習得している
現代経営に必要な基礎的知識を有し、経営の仕組みを理解して、その知識やスキルを習得している
社会的課題に関心をもち、自らもそれを発見して、他者に的確に伝える能力がある
その課題の中にある人間や社会にとっての意味や価値を洞察し問題解決能をする能力がある
ビジネス英語の基礎的知識・コミュニケーション能力を有し、ビジネスや社会で活用する能力がある
多様性を受容する力を持ち、世界市民としてグローバルな視野で他者と協働する能力がある
問題解決に必要な情報を自ら収集・分析し、論理的に探究しながら、価値を創造してゆく能力がある
チームで主体的・能動的に活動し、ディスカッションなどを通じて様々な資源や知見を統合する能力を身につけている
■授業計画・内容
回数 内容
1回目 講義内容
ガイダンス
・授業の概要
事前事後
学習の内容など
特にありません
2回目 講義内容
経営戦略とは何か①
・定義、経営戦略の学問的発展過程
事前事後
学習の内容など
予習
3回目 講義内容
経営戦略とは何か②
・経営戦略の分析方法等
事前事後
学習の内容など
予習
4回目 講義内容
企業の目標と支配構造①
・グローバル経営環境、比較優位
事前事後
学習の内容など
予習
5回目 講義内容
企業の目標と支配構造②
・企業の目標とビジョン、支配構造
事前事後
学習の内容など
予習
6回目 講義内容
企業の外部環境分析①
・産業構造分析
事前事後
学習の内容など
予習
7回目 講義内容
企業の外部環境分析②
・ポーターのモデル、その問題点
事前事後
学習の内容など
予習
8回目 講義内容
企業の経営資源
・無形資源と有形資源
事前事後
学習の内容など
予習
9回目 講義内容
コア・コンピタンス
・コア・コンピタンス分析
事前事後
学習の内容など
予習
10回目 講義内容
組織構造、企業文化、リーダーシップ
事前事後
学習の内容など
予習
11回目 講義内容
競争優位と競争戦略
・産業別の成功要因把握、競争優位の確保戦略
事前事後
学習の内容など
予習
12回目 講義内容
コスト・リーダーシップと価格競争①
・コスト・リーダーシップの源泉
事前事後
学習の内容など
予習
13回目 講義内容
コスト・リーダーシップと価格競争②
・バリューチェーンによる費用分析
事前事後
学習の内容など
予習
14回目 講義内容
差別化戦略①
・差別化優位の要素、差別化優位分析
事前事後
学習の内容など
予習
15回目 講義内容
中間試験
事前事後
学習の内容など
16回目 講義内容
後期の授業ガイダンス
・中間試験の評価
事前事後
学習の内容など
予習
17回目 講義内容
差別化戦略②
・差別化戦略(製品企画、広告、流通)
事前事後
学習の内容など
予習
18回目 講義内容
多角化戦略①
・多角化の目的、パフォーマンス
事前事後
学習の内容など
予習
19回目 講義内容
多角化戦略②
・関連研究、ポートフォリオ管理
事前事後
学習の内容など
予習
20回目 講義内容
垂直統合とアウトソーシング①
・取引費用理論、垂直統合の費用
事前事後
学習の内容など
予習
21回目 講義内容
垂直統合とアウトソーシング②
・垂直的統合の程度決定、戦略的アウトソーシング
事前事後
学習の内容など
予習
22回目 講義内容
海外市場進出戦略①
・グローバル戦略の策定、進出決定要因
事前事後
学習の内容など
予習
23回目 講義内容
海外市場進出戦略②
・海外進出の発展プロセス、内部化
事前事後
学習の内容など
予習
24回目 講義内容
戦略的提携①
・戦略的提携の目的、類型
事前事後
学習の内容など
予習
25回目 講義内容
戦略的提携②
・成功する提携
事前事後
学習の内容など
予習
26回目 講義内容
リストラクチャリング①
・定義とその方法、産業と財務のリストラ
事前事後
学習の内容など
予習
27回目 講義内容
リストラクチャリング②
・組織のリストラ、知識経営
事前事後
学習の内容など
予習
28回目 講義内容
台頭する未来の産業、潜在的市場、未来型企業
・台頭する産業の経営戦略
事前事後
学習の内容など
29回目 講義内容
持続可能な成長戦略
・持続可能経営、未来の経営者役割
事前事後
学習の内容など
予習
30回目 講義内容
定期試験
事前事後
学習の内容など
■評価・試験方法
種別 割合 評価基準
定期試験
40%
 
中間試験
30%
 
レポート
20%
最終レポート提出
・学習した理論を使って成長企業の分析
実技・作品等
 
 
日常点(小テスト・課題等)
10%
授業後に①授業に対するコメント、②課題提出(2~3回)
その他
 
 
■評価方法: ABC評価
■教科書

 教科書が決定次第登録します。
■参考書

  経営学部生は経営学原理の既修者であることが望ましい。  
■履修上のアドバイス
・シラバスの内容が変更する可能性があります。変更する場合は事前に申し上げます。
※毎週の授業に必要な事前事後学習時間(小テスト、レポート、課題など): 3時間
■アクティブラーニング実施の有無
あり
- ディスカッション、ディベート
■授業や自主学習支援にICTを活用するかどうかの有無
あり
- 授業の中でノートPC、タブレットなどのデバイスの利用(必携)
■課題(中間試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける。
■授業で使用する言語
日本語
■担当者のプロフィール
創価大学経営学部卒。同大学院経済学研究科博士前期課程修了。韓国国立ソウル大学大学院博士課程修了(経営学博士)。韓国国立慶尚大学で副教授を経て、2020年より創価大学経営学部准教授。専門は国際経営論、経営戦略論

 


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